RIDE ON TIME/堂本光一【episode1】

2020年3月13日放送、「連続ドキュメンタリーRIDE ON TIME」にて、2週にわたり堂本光一さん回が放送されました。

~「Endless SHOCK」追求し続けた20年間~

オープニング

舞台裏「Show Must Go On」の円陣。SHOCKの歴史を振り返るVTR、ジャニーズが初めて帝国劇場に進出した2000年、当時21歳の光一さんが初々しくて可愛いです。帝国劇場の客席でバスローブ姿の光一さんがインタビューを受けています。

年を重ねることに嫌だなぁと思う?

光一
光一

思わないですね。こういう仕事してるから、その時にしか出せない何かっていうのが必ずあると思うんですよ。そりゃ、これが始まったのが21で、40になってまでやってると思ってなかったですもん。全く。……やってますもんね。なんでやってんだろ(笑)いや、わっかんないですよ、だから。

SHOCKの進化とは

ナレーション
ナレーション

昨年からはオーケストラの奏者を増やし、より華やかに、厚みのある音が実現された。

2020年時点の昨年なので2019年からですね。「Donacing On Broadway」が演奏されていて、トランペットやホルンの音が華やかです。

音作り

バクステシーン、オーナーの「周りが見えなくなったらおしまいよ」の部分にピアノを追加する相談をしています。音楽監督の長谷川にイメージを伝えて、光一さんの頭の中にある微妙なニュアンスとすり合わせているみたいです。

一度シーンを通してみて全体を確認します。自分の出番が終わり、はけた先のベンチに腰掛け、ジッと見つめる光一さん。

ぽんず
ぽんず

光一さんが仕事してる時の顔がすごく好きです。

光一さんインタビュー

小っちゃいことなんですけどね。よくメディアの方とか、質問とかで、「どう進化するんですか?」とか「どう変更するんですか?」とか質問…。まぁ、そういう質問したくなるのはすごく分かるんですけど。

「進化ってなんぞや?」っていう部分と、「すいません、変更しないとダメですか?(笑)」っていう想いとがあるんですよ。

それこそ「音楽変えました」とか分かり易いですよね。そんなことよりも、もっと細かいところをどうしようかなって。ここのタイミングどうしようかなって変更の方が、大事だったりするんですよね。

でも、そんなことメディアの方に言ったって、「すいません、その話面白くないんですけど」って思われちゃうじゃないですか(笑)「書けないんですけど、それ」って(笑)「いや~、あそこの照明のタイミングを0.5秒早くしたんです」「……だから何?」みたいな(笑)だけどそういう事なんですよね、長くやるって。

ぽんず
ぽんず

堂本光一としてメディアに求められていることもよく理解していて、メディア用の対応をしっかりするけど、そういう場所には載らない小さな改善や変更を無数に積み重ねての1900回なんでしょうね。

美波里さんインタビュー

光一さん、毎年毎年新たな何かを考えてくるので、楽しみですね。今年どう出るか。どう変えようかと思ってるのか。それを少しずつ少しずつ、日本の生み出したミュージカルにしようとして努力している姿勢が、私は大好きなので、着いて行きたいなって。

ぽんず
ぽんず

びばさんめちゃくちゃ素敵な笑顔。光一さんが信頼されているのが分かります。

ライバル役との衝突

「SOLITARY」で出番に間に合わず、劇中劇の幕間で揉めるシーンの稽古をしています。上下SHOCKジャージの光一さん。「Endless SHOCK 1500th Performance 11.2.2016-3.31.2017」の文字がプリントされています。光一さん物持ちいいですよね。

上田くん
上田くん

意外と…、俺は俺でまともなこと言ってますよね?

光一
光一

そうだよ。すごくまともなの。

上田くん
上田くん

ですよね。

光一
光一

ライバル役もまともなこと言ってて、ある意味コウイチが暴走してるよねって。見えるくらいの形にしてたのね。お互いが結構まともなこと言ってるぶつかり合い。

上田くん
上田くん

見られ方としてどっちがいいのか分かんないですけど、俺がちょっと子どもだよねの方が、

光一
光一

いや、俺そうじゃなくなくてもいいと思うんだよね。

上田くん
上田くん

俺は俺で正しいこと言ってる。

光一
光一

そうそうそう。

上田くん
上田くん

怒りモードで。

光一
光一

まぁ、ある意味パワハラだよ。今の時代。

上田くん
上田くん

まぁ(笑)そうっすよね、そうっすよね(笑)俺も正しいこと言ってますもんね。

光一
光一

そうそう。

光一さんインタビュー

「わかんねぇけど台本にこう書いてあるし、まぁこのセリフ言えばいっか」みたいな、それは1番つまんないですからね。正直、昔のSHOCKはそうだったんですけどね(笑)それが嫌で2005年から自分やらせてもらうようになったんです。

別にジャニーさんの批判をしてるわけではなくて(笑)本当にジャニーさんは斜め上の、その先のその先のその先を行く人なので。

ぽんず
ぽんず

ジャニーさんの話をしている時の、光一さんの懐かしそうな、でもすごく寂しそうな顔、何回見ても胸が締め付けられます。本当に大好きだったんだなって。

SHOCKの歴史&稽古VTR

元々はジャニーさんが演出を手掛ける派手な舞台だったが、2005年から光一さんが自身で脚本や演出を手掛けるようになったとの紹介。稽古中、隅っこでターンと台詞を繰り返す光一さん。ナイツ・テイルのジャージを着ています。

ぽんず
ぽんず

みんなが見ていないところで主演である自身の演出も自分でする必要があります。ライバル役の後輩くんとかが「大変じゃないんですか?」って聞いたら「慣れた」って言われたみたいなエピソードいっぱいありますけど、言わないだけでもちろんめちゃくちゃ大変ですよね、きっと。

光一さんインタビュー

ほかの舞台に出たいと思ったことは?

やっと「ナイツ・テイル」ってのができましたけど、あまりにもSHOCKという看板が大きくなり過ぎたんですよね。それこそもう10年以上前かな、「もっといろいろやりたいんだけど」って話はしてきたんですけど。それは、「帝国劇場って場所と、SHOCKという看板を背負っているあなたが他をやると、SHOCKを傷つけることになる」っていう風に言われたことがあるんですよ。

ジレンマに思っていた?

すごくジレンマに思っていた時期もありました。はい。………。いや、だけど、まぁ、まぁ贅沢な事かぁ…って自分の中で言い聞かせてましたね。うん…。………だって、帝劇に立とうと思っても立てないんですから、普通は。そこに立たせてもらえるきっかけをポンってもらって、で、「ほかもやりたいよ」「あぁ…確かに失礼だよなぁ…」って思うようにしてましたけどね(笑)

ぽんず
ぽんず

「思うようにしていた」というところに、「思えてはいなかった」というところが見え隠れしているように感じますが。ナイツ・テイルでは、芳雄さんはじめ良い出会いがあったようで良かったですよね。

自分のことを認めてる?

認める………。認めるというか、誇りを持とうって思ったことはあります。例えばジャニーさんなんかは、常々言い続けてきたのは、「我々にしかできないことをやりなさい」ってジャニーさんが言い続けてきたんですよ。だからそれは、ある意味SHOCKっていうのは、「我々にしかできないもの」かなぁ…?っていう誇りは持ってます。

「作品」を愛してほしいんですよ。もう全員が「SHOCK」を好きになってほしいんですよ。それが1番ですね。「俺見てくれ!」って思ったことないです。

もしも自分が「ちょっともうリタイアします」ってなった時に、じゃあSHOCKという作品はそこでもう終わりになっちゃうのか?それを、それは、どうなんだ?もしも、そこで終わってしまうようなのであれば……ちょっと悩むでしょうね。「俺は今までやってきたの何だったのかなぁ…」って思っちゃうかもしれないですね。

ぽんず
ぽんず

SHOCKの終わりについて語る光一さんの寂しそうな顔がずっと頭から離れません。本当に20年間、この作品に全身全霊を込捧げてきたのだなと感じます。

通し稽古1幕終わり

汗だくのまま「ごめんね、ごめんね」と声をかけながらベンチに座る光一さん。タオルで顔の汗を拭き、しんどうそうにうなだれていますが、思い出したように顔を上げ、筆記用具を探しめます。何やら気になったことを書き始めた光一さん。

光一
光一

あぁ…震えて字が書けない。

演者としても主演で出番や見せ場だって誰より多いのに、演出家として休憩時間も休憩しないで気づいたことをメモしたり、共演者に気を配ったりしなが過ごしているの、本当にすごいというか、もはや恐いとすら思えてきます。

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