オタクが選ぶKinKi Kidsのおすすめ楽曲11選【ソロ突入期編】

剛さんがグループに所属しながら異例のソロデビューを果たした2002年。光一さんがSHOCKシリーズの演出を手掛けるようになった2005年。それぞれのソロ活動を本格的に始動させたKinKi Kids。

ソロ突入期(2002-2006年)

『カナシミブルー』

こちらは「UCカード」のCMソングで、堂島孝平さんからの提供曲です。歌詞が訳わかんないのですが、これは仮歌がそのまま採用されたからのようです。監督さん曰く、年上の堂島さんがきちんとしたカッコイイ歌詞を書いてしまうと、KinKi Kidsの年齢と合わなくなるということで、あえて清書をしなかったそうです。カップリングの松岡充さん提供曲『生まれた時からのサヨナラを僕達は』も好きで迷ったのですが、A面という事でこちらにしました。

『薄荷キャンディー』

こちらは剛さん主演ドラマ「元カレ」の主題歌です。この頃、スウェーデンだったか北欧の会社と交流が盛んだったようで、その流れで海外の制作陣で制作されたようです。日本語詞は松本隆さんが書かれています。J-POPとは少し違う曲の展開だったり、雰囲気だったりがありつつ、松本隆さんの詩がKinKi Kidsと楽曲を繋いでいるような感じもします。

『Bonnie Butterfly』

こちらはGアルバムに収録されている曲で、ダンサブルな1曲です。CD音源というよりはライブとかDVDで「観たい曲」な感じもあります。KinKi Kidsは歌唱力があるグループなので、どうしても「聴かせる曲」が多くなりがちですが、こういうリズム先行の「魅せる曲」もめちゃくちゃかっこいいんですよね。

『ね、がんばるよ。』

こちらはドリカムさんからの提供曲で、吉田美和さん的には、剛さんがミスチルが好きということでミスチルに寄せたつもりが、ドリカムっぽいと言われて戸惑ったそうです。めちゃくちゃドリカムだと思います(笑)KinKi Kidsは応援歌的な曲も少ないので、こういうストレートな「がんばる」もいいですよね。頑張りすぎないでね。

『Anniversary』

こちらは20枚目の記念シングルとして発売された曲で、デビュー曲の『硝子の少年』以来のカップリングなし、1本勝負のシングルでした。ファン投票でも2位に選ばれた人気の楽曲です。20周年を超えて、また違う意味を持った曲になったのではないでしょうか。節目の時に必ず歌ってきた、KinKi Kidsにとってもファンにとっても大切なバラードです。

『恋涙』

こちらはHアルバムに収録されている曲で、作詩を剛さん、作曲を光一さんが担当している合作曲でもあります。タイトルは「恋をして流す涙」という意味の剛さんの造語です。「恨みっこなしよ」というカップルの微笑ましい様子と、「幸せはいつも死角狙ってる」という不安な要素が入り混じった曲になっています。

『99%LIBERTY』

こちらもHアルバムに収録されている曲です。少しダークで危険な香りがしつつ、どこか色っぽい雰囲気があります。デビュー期にも、ほんとに10代?ってくらいの落ち着きと色気を放っていたのですが、この頃になると背伸び感がなくなり、自然に溢れ出てくる感じです。ブラスアレンジもかっこよくて好きです。

『雪白の月』

こちらはカップリングながらファン投票で3位に輝き、ベストアルバム「39」にも収録されている、KinKi Kidsを代表する名バラードです。ほとんどがソロパートの歌い継ぎというカップリングならではの挑戦的な構成で、2人の歌声の違いをじっくり味わうことができます。この曲もKinKi Kidsの「重さ」や「暗さ」の象徴的な曲かなと思います。

『Harmony of December』

こちらはKinKi Kids冬の名曲の1つで、とてもドラマチックなバラードです。タイトルがなかなか決まらなかったところ、ジャニーさんが「今、何月?」「12月です」「Harmony of Decemberだよ!」と秒速で決まったそうですが、結果として12月になると絶対に聴きたくなる、まさに12月を奏でる曲となりました。

『Night+Flight』

こちらはIアルバムに収録されている曲で、軽やかに夜空を羽ばたく楽曲となっています。一般的なアイドルソングって、なんかもう「キラッキラ」じゃないですか。でもこの曲は「キラキラ…」くらいなんですよ。『One Love』/嵐がキラキラ度100%とすると、『シンデレラガール』/King & Princeはもうキラキラ度120%、「キラッキラ」じゃないですか。でも『Night + Flight』はキラキラ度70%くらいなので、キラキラしながらも、なんかちょっと落ち着けるという心地良さのある曲です。

『Love is… 〜いつもそこに君がいたから〜』

こちらもIアルバムに収録されている曲で、ファン投票で4位に輝いたこともある非常に人気の高いラブバラードです。もうさ、KinKi Kidsにはこういう穏やかであったかくて幸せに満ちたラブバラードを、ずっと歌っていてほしいよね。一生聴いていたい。シンプルでまっすぐな分、歌うの大変だと思うんですけど、今後とも歌ってください。よろしくお願いします。

KinKi Kidsソロ突入期の楽曲を振り返って

この頃はまだタイアップも多く、一般ウケ(言い方)する曲が目立ちます。まぁ、かくいう私も、まんまと好きなんですけどね。

デビュー曲から引き続き豪華なアーティストの方々に楽曲提供していただいていることもあって、楽曲自体の強さもある印象です。

一方で、楽曲や歌い方などにソロ活動の影響が表れているものもあります。また、Gアルバムでは、ソロ曲をそれぞれ2曲ずつ、計4曲収録するという試みも行われており、KinKi Kidsの表現とソロでの表現が混在している時期でもあります。

デビュー期には「KinKi Kids」という音色でしたが、段々と「堂本剛」「堂本光一」「KinKi Kids」という3つの音色が確立されていく感じもあり、この時期はちょうど過渡期なのかもしれません。

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