オタクが選ぶKinKi Kidsのおすすめ楽曲11選【デビュー期編】

デビュー期(1996-2001年)

『会いたいよ』

デビュー前の冠番組「それ行けKinKi大放送」のエンディングテーマです。残念ながら音源化はされていませんが、「君にKiss me Kiss me すぐに 会いに行きたいよ」というアイドル感あふれるキラキラした曲調で、未音源ながら根強い人気のある曲です。

『まけたらアカン』

こちらもデビュー前のレギュラー番組「まけたらアカン!」のテーマソングで、音源化はされていません。こちらの曲は作詞をKinKi Kidsで担当しており、実は初めての共作詩でした。本人たちはふざけたと謙遜していますが、高校生の2人が書いたとは思えない大人びた歌詞で、当時、がむしゃらに頑張っていた2人の様子が滲む曲です。

『FRENDS』

こちらはAアルバムに収録の曲で、デビュー前の主演ドラマ「若葉のころ」の主題歌です。KinKiのお二人も仰っていましたが、大人になった今だからこそ沁みる曲になりました。ストレートがゆえに歌い手の色がモロに出る曲でもあります。少年KinKiの歌唱もあの時にしかない歌声で素敵ですが、40代になったKinKiにリテイクしてほしい曲No.1かもしれないです。

『硝子の少年』

言わずと知れたKinKi Kidsのデビュー曲にして最大のヒット曲です。松本隆さんと山下達郎さんのゴールデンコンビによる、KinKi Kidsのイメージを決定づけた、まさに原点にして頂点の1曲。何万回聴いてもイントロで「硝子の少年キター!」ってなります。提供時に達郎さんから言われた「40歳になっても歌える曲だよ」を本当に実現させていますね。おそらく1番歌った曲だけあって練度がズバ抜けている曲でもあります。

『スッピンGirl』

こちらはBアルバムに収録の曲です。KinKi Kidsにしては珍しく、明るくキラキラとしたアイドルソングです。「君はだあれ 君は君だから ほんとうを生きて」と、どこか本質的でストレートなメッセージも込められており、ただ明るいだけじゃないところも、むしろKinKi Kidsらしさ。冒頭の剛くんのフェイクも好きです。

『全部だきしめて』

こちらは音楽バラエティ「LOVE LOVEあいしてる」のオープニングテーマです。拓郎節が炸裂しているメロディと、タイトルの通り「全部だきしめて 君と歩いて行こう」というストレートな歌詞から素朴な前向きさを感じる楽曲です。2人が番組を通して習得したギター演奏も披露しています。

『雨のMelody』

こちらは、『硝子の少年』『愛されるより 愛したい』から続く、マイナーな青春感を引き継いだ曲で、この辺から青年の香りがしてきます。アイドルなのに、どこかカゲのある少年/青年というのは、この時期のKinKi Kidsに独特の雰囲気なように思います。ちなみに私はKinKi Kidsを好きになり始めた頃、『欲望のレイン』とか『Natural Thang』とか、この辺の楽曲が特に好きでした。

『もう君以外愛せない』

こちらは光一さん主演のドラマ「天使が消えた街」のオープニングソングです。KinKi Kidsといえば、アイドルらしからぬ「重さ」や「暗さ」も特徴かと思いますが、個人的にKinKi Kidsが持つ「重さ」や「暗さ」の象徴的な曲だなという印象があります。アイドル的な「100年先も愛してる」とか「誰よりも君が好き」とかいう表現ではなく、「君以外愛せない」となる世界観が、KinKi Kidsの雰囲気にピッタリです。

『こたえはきっと心の中に』

こちらはDアルバムに収録されている楽曲で、作詞作曲は堂島孝平さんです。KinKi Kidsのことをよく知っている堂島孝平さんの提供曲は、エモい曲が多いのですが、個人的には少年感あふれる真っ直ぐでピュアなこの曲が大好きです。これほどシンプルな曲をしっかりと聴かせられるのは、やっぱり昔から歌上手かったんだな~という感じもあります。

『愛のかたまり』

こちらは言わずと知れた合作の名曲です。元々は「A面を超える曲を作ってやる」という反骨精神から生まれたそうですが、結果としてKinKi Kidsらしさを象徴するような曲となりました。カップリングながらファンだけでなく多くの方から愛され、20年以上経った今もなお、絶大な人気を誇っている曲です。

『ボクの背中には羽根がある』

剛さん主演のドラマ「向井荒太の動物日記 〜愛犬ロシナンテの災難〜」の主題歌であり、KinKi Kids自身もターニングポイントとして挙げている曲です。織田哲郎さんのフォルクローレを取り入れた哀愁漂う曲調と、松本隆さんの哲学的な詩で、『硝子の少年』という強烈なインパクトから、KinKi Kidsにアーティストとしての枝を増やす1曲となりました。

KinKi Kidsデビュー期の楽曲を振り返って

デビュー前から冠番組や主演ドラマに出演していたこともあり、オリジナル楽曲がたくさんありました。いくつかは『硝子の少年』と同時に発売されたデビューアルバムに収録されましたが、そこに収録されていないものは未だ音源化されておらず、今となっては聴くことすら難しい曲もあります。

強烈なインパクトでKinKi Kidsの印象を決定づけたデビュー曲『硝子の少年』、これまたKinKi Kidsのイメージを確立した合作曲『愛のかたまり』、さらに『硝子の少年』のイメージから抜け出せなかったKinKi Kidsに、アーティストとしてさらなる羽根を授けた『ボクの背中には羽根がある』。

数々の名曲・ヒット曲が揃うデビュー期において、音楽性の高さという差別化をしつつ、確固たるKinKi Kidsらしさを確立していった様子が窺えます。

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