ジャニーズ売上/年別

オリコン年間シングルランキング100入りしたジャニーズヒットソングの売上枚数を年別にまとめました。

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1993年

昔はCDが売れた時代と言われていますが、飛ぶように売れていたのは、流行のバンドやシンガーソングライターが主流でした。アイドルにとっては80年代のアイドルブームが去ってから目ぼしいヒットがなく、「冬の時代」と呼ばれていました。

1993年の年間シングルランキング100には、ジャニーズの曲が1つもありません。

1994

アイドル冬の時代にデビューし、ドラマやバラエティで着実に人気を獲得していったSMAP。KinKi Kidsも関西弁でコーラスした「Hey Heyおおきに毎度あり」を皮切りに、年間シングルランキングに3作ランクイン。

ロックバンド形式でデビューしたTOKIOもデビュー曲「LOVE YOU ONLY」で、いきなりの年間シングルランキング入りを果たしました。

1995

引き続きSMAPが牽引、デビュー間もないTOKIOとV6もランクインしています。

1996

着実に人気を高めたSMAPが「青いイナズマ」で80万超えの自身最高ヒットを記録。

堂本光一主演のドラマ「銀狼怪奇ファイル」の主題歌、「ミッドナイト・シャッフル」でマッチさんからも久しぶりのヒット曲。当時デビュー前だったKinKi Kidsはこの曲で、マッチさんと共に、紅白へゲスト出演しました。

「青いイナズマ」は、元々、林田健司さんの曲ですが、当時Jr.だったKinKi KidsがSMAPよりも先にカバーしていました。

そのため発売時には一部のファンの間で波紋を呼びましたが、KinKi Kids本人は「SMAPが歌ったから名曲になった」と話しています。

1997

SMAPが牽引して息を吹き返し始めたアイドル業界に、彗星のごとく現れたのがKinKi Kids。累計170万枚超えの大ヒットを記録し、鮮烈なデビューを果たしました。

SMAPも「SHAKE」「セロリ」「ダイナマイト」などの名曲をランクインさせて人気を盤石なものにします。V6も「愛なんだ」や「WAになっておどろう」などの名曲をランクインさせています。

ジャニーさんは「この子たち、人気があるからミリオンね」とデビュー曲を依頼したそうですが、当時の常識では、デビュー曲で1位、それもミリオンヒットなど到底不可能だと思われていました。

そのため、用意していたデビューシングルとデビューアルバムの特装版セット100万セットが3日で完売、一部では「売り切れで買えない」と言われるほどでした。

その後のジャニーズを見れば、KinKi Kidsが当時の常識を変えたと言っても過言ではないでしょう。

1998

SMAPが自身初のミリオンヒットを達成。KinKi Kidsも2作のミリオン、さらに阪神淡路大震災復興のためにKinKi Kids・TOKIO・V6で結成されたJ-FRIENDSでもミリオンを達成。

年間シングルランキングにジャニーズ勢から4作ものミリオンヒットをランクインさせたのは、この年のみ。SMAPとKinKi Kidsを中心に、ジャニーズが一時代を築きました。

「愛されるより 愛したい」は1997年11月12日に発売されたため、売上枚数が年をまたいで割れてしまい、惜しくも年間1位を獲得することができませんでした。

前年分と合わせて160万枚超えの大ヒットで、「夜空ノムコウ」の年間売上よりも多かったため、まとまっていれば年間1位が取れたと残念がるKinKi Kidsファンもいました。

1999

KinKi Kidsが「フラワー」でさらにミリオンヒットを記録。その他のシングルも60万超えのヒットで4作ものシングルを年間シングルランキング入りさせます。

嵐がデビュー曲でいきなりのランクイン。SMAP、TOKIO、V6もそれぞれランクインしています。この頃からCD市場はだんだんと落ち着いてきます。

2000

SMAPが「らいおんハート」で再びのミリオンヒット。さらに慎吾ママもミリオンヒットを記録。

KinKi Kidsも2作のハーフミリオンをランクイン。「好きになってく 愛してく」は、アイドル史上初めてとなる、自作曲でのオリコン1位を獲得しました。

嵐はデビュー曲以降、伸び悩んでいる印象です。

2001

KinKi Kidsがさらにヒット曲を重ねていきます。この辺りから、段々とCDが売れない時代になっていきます。

SMAPは1度のヒット曲が大きく、KinKi Kidsは比較的安定している印象があります。

2002

「Hey!みんな元気かい?」は、発売日の関係で集計が割れてしまいましたが、それを考慮しても、これまでに比べると目ぼしいヒット曲が生まれない年となりました。

CD市場も縮小し、本格的にCDが売れない時代へと突入していきます。

「Hey!みんな元気かい?」でデビューから通算13作目となるのオリコン初登場1位を記録したKinKi Kidsは、ギネス記録に認定されました。

これにより、オリコンの権威を高めたとその功績を称えられ、オリコンから表彰を受けます。まさに時代を築いたグループですね。

堂本剛さんは「街」でジャニーズ初となるシンガーソングライターデビューを果たして、密かに時代を変えていきます。

2003

「CDが売れない時代」が嘘のような「世界に一つだけの花」の爆発的な大ヒット。SMAPの国民的スターというポジションを確固たるものにしました。

次点でKinKi Kidsが「薄荷キャンディー」などの名曲を連ねていますが、かすみまくっています。

J-FRIENDS、嵐、V6、TOKIOも後世に残る名曲を残し、タッキー&翼もデビューしますが、全てが霞んでいます。

2004

前年、爆発的な大ヒットを記録した「世界に一つだけの花」の余波が残っています。NEWSが「希望~Yell~」でメジャーデビュー。関ジャニ∞も「浪花いろは節」でデビューを果たします。

2005

修二と彰(山下智久・亀梨和也)の「青春アミーゴ」が90万枚超えの大ヒット。新しい風が吹いてきました。

KinKi Kidsも「Anniversary」で久しぶりのハーフミリオン。次いでトラジ・ハイジ(国分太一・堂本剛)の「ファンタスティポ」と、デュオが活躍した年となりました。

2006

デビュー前から人気のあったKAT-TUNが満を持してデビュー。近藤真彦、KinKi Kidsに次ぐジャニーズ史上3番目となる、デビュー曲ミリオンを達成しました。

「青春アミーゴ」も、さらに枚数を重ねて累計ミリオンを達成。KAT-TUNが台頭した年となりました。

2007

突出したヒットはありませんが、デビューから人気のKAT-TUNと、じわじわと人気を高めてきた嵐が中心的な存在となっていきます。Hey!Say!JUMPもデビューしました。

2008

嵐がデビュー曲以来のハーフミリオンを達成し、CDが売れない時代の中で着実に売り上げを伸ばしていきます。

2009

嵐が年間シングルの1位から3位を独占する快挙を達成。CDが売れない時代の救世主となりました。

2010

嵐が圧倒的な強さで上位を独占。技術の進歩により、昔に比べて制作しやすくなったのもあるかとは思いますが、年間6枚ものシングルをリリースしているのはすごいですね。

2011

CD市場的には48グループの台頭によりジャニーズ勢は軒並み順位を落としますが、ジャニーズ内では引き続き嵐が上位を独占しています。

「Everybody Go」でデビューしたKis-My-Ft2が嵐の次点につけます。Sexy Zoneのデビュー曲「Sexy Zone」は20万枚を突破。

2012

ハーフミリオンの壁を突破したのは嵐のみ。30万枚の壁を突破したのは関ジャニ∞、Kis-My-Ft2、4人体制となったNEWSでした。

2013

嵐から久しぶりの突出したヒット曲。SMAPの「Joy!!」も久しぶりの40万枚突破。

2014

嵐は盤石です。関ジャニ∞も安定した売り上げをマーク。Sexy Zoneが初の30万枚突破。ジャニーズWESTもデビュー曲で30万枚の壁を突破しました。

2015

盤石の嵐に続き、Kis-My-Ft2がデビュー以来の次点につけています。

2016

嵐から突出したヒット、逆にハーフミリオンを割ったのも久しぶりでしたが、盤石の強さを見せます。

SMAPの解散騒動で購買運動が行われた「世界に一つだけの花」が次点につける結果となり、SMAPの驚異的な底力を感じます。

2017

盤石の嵐。

嵐以外の中堅~ベテラングループにとっては30万枚の壁が、段々と厚くなってきたようです。

2018

King&Princeが「シンデレラガール」で華々しくデビュー。久しぶりに嵐以外がきたという印象がありましたね。

中堅グループではHey!Say!JUMPが「White Love」で30万枚の壁を突破しました。

2019

これまでコンスタントにシングルを発売していた嵐でしたが、1枚に絞っての発売。すぐさま1位に返り咲きます。次点のKing&Princeも好調です。

Kis-My-Ft2は「君を大好きだ」で30万枚の壁を突破し、人気が安定している印象です。

2020

ジャニーズ史上初となる2グループ同時デビュー曲が、170万枚越えの大ヒット。嵐からもシングルでは初となるミリオンヒット。ジャニーズが再びCD市場を独占し始めました。

コロナ禍で発売されたチャリティーソング「smile」も記憶に新しいですね。

2021

2020年末に活動休止した嵐に変わり、Snow Man・SixTONES・King&Prince・なにわ男子の新勢力が台頭。

中堅~ベテラングループには30万枚の壁が高そうです。Sexy Zoneが「夏のハイドレンジア」で25万枚を突破し、若手グループの次点につけています。

2022

メンバーの脱退が発表され購買活動が行われたKing&Princeが「ツキヨミ/彩り」で自身初のミリオンヒットを記録して年間1位を獲得。

Snow Man・なにわ男子・SixTONESと若手グループが引き続き好調です。

着々と人気をつけてきたジャニーズWESTが「星の雨」で若手グループに次ぐ次点。安定した人気のKis-My-Ft2に続き、「Amazing Love」で久しぶりに25万枚を突破した大ベテランKinKi Kidsが続きました。

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