第73回NHK紅白歌合戦/KinKi Kids

2022年12月31日、最後の夜、皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。私はもちろん、紅白歌合戦を見ていました!ということで、紅白歌合戦でのKinKi Kidsの様子を書き留めておきたいと思います。

余談ですが、今年の紅白歌合戦は、テレビ占有率は最大なのに視聴率はワースト2という状況だったらしいので、テレビ離れってことなんでしょうね。かくいう私も、こんなにちゃんと紅白歌合戦を見たのは、前回KinKi Kidsが出場した2016年以来6年ぶりでした。

出場歌手を見た時に、全然分からなくて。正直、KinKi Kidsが出ていなかったら見ていなかったかもしれないな…と思ったのですが、見てみたら素敵なミュージシャンの方が、たくさんいらっしゃって、最近の曲も紅白を通して知ることができて良かったです。

ただ、子どもの頃は1ミリも面白いと思っていなかった、仰々しい演出とか、紅白でしか聞いたことのない演歌とか、なくなったらなくなったで、ちょっと寂しいなとも思いましたね。天童よしみさんとか石川さゆりさんとか、出てくれてよかったです。加山雄三さんのラストステージも素敵だなと思いました。

映り込みKids

さて、話が逸れてしまいましたが、事前に公開されていた写真で、トップバッターであるSixTONESの後ろに、「堂本光一」の看板を下げたスタッフさんが映っていたことから、KinKi Kidsの映り込みを期待してオープニングから待機。しっかり映り込みKidsも見ることができました。

参照:www.oricon.co.jp

オープニング

東京スカパラダイスオーケストラの皆さんの演奏で開幕いたしました。バリトンサックスの方、あそこが後々の光一さんの立ち位置ですね。

KinKi Kidsのお2人、センターから向かって右側のめちゃくちゃいい位置にいるじゃないですか!お2人とも、モノトーンの上下にキャメルのコートを着ていて、カジュアルながら上品なお衣装。前にいる櫻井さんと被ってしまって、映り込もうと、左右にぴょこぴょこ動いている剛さん激かわ。

『Good Luck!』SixTONES

ここからしばらくKinKi Kids映り込みタイムです。まずは、トップバッターのSixTONES。この曲、年末の歌番組のどっかでも聴いたことあって、好きな曲です。

ステージ脇から登場したSixTONESの皆さんが、センターステージに辿り着いたタイミングで、光一さんがジェシーさんに何やら耳打ちをしています。ジェシーさん、歌途中なのにイヤモニまで外していて、そんな急用だったんでしょうか?

光一さん、一瞬納得したような顔でうなずき、ジェシーさんが去って行った後で鳩が豆鉄砲を食ったような、ポカンとした顔をしています。これは、完全に分かってないですね。多分、大した用じゃなかったと思います。だって最終的に分かってないもん。

SixTONESがこういう明るい曲ってなんか意外でした。でも、なんかキャッチーでいいですよね。元が、ちゃんと歌える人がいるグループなので、こういう軽やかな曲を歌っても、薄っぺらくならなくていいです。あと、SixTONESの真ん中で一緒に踊ってる橋本環奈さんが優勝過ぎますね。

冬コンのMCで、「俺、事前にスタッフの方に言われて通りにやってたのに、周り見たら誰もやってなかった!」と光一さん仰っていましたけど、どう見ても1人だけペンライトの動きがおかしいですね。そんな警備員みたいに回してる人、他に誰もいませんよ。それ絶対、スタッフさんに言われた動きじゃないですよね?

『ソーラン祭り節』天童よしみ

天童さんが来たら紅白って感じありますね。毎年思っていますけど、にぎやかしの筋肉は必要なんですかね。本当に、いつも誰が考えたんだろうかと頭を悩ませてしまうのですが、これも、なくなったらなくなったで寂しいと思うんでしょうね。

その頃のKinKi Kidsさんですが、ちょっと待ってくださいね。ツッコミどころが多すぎて。

まず、剛さん。そのペンライトの使い方、私、見たことないです。ペンラで16ビート刻む人、初めて見ました。しかもちゃんと1拍目に強弱付けていて、もう完全にファンクのビート刻んでますね。

そんで光一さん、マッスルのマネしないの。あなた一応アイドル枠で出てるんだから。さっきSixTONESの時、振り付けちゃんとやってなかったじゃない。こういう時ばっかふざけないの。

剛さん、サビ終わりくらいで思わず笑ってしまっていますね。全く隠しきれてないのが、かわいいです。KinKi Kidsにはないですもんね、この賑やかさ。天童さんのド派手舞台が気になって仕方がない様子の剛さん、思わずのぞき込んでいます。SixTONESの皆さんが、画面右端でずっとはしゃいでいるので、光一さんずっとうちわに隠れています。映してあげて。

『Mela!』緑黄色社会

リョクシャカさんも、年末の歌番組で拝見して、いいなと思っていました。(年末の歌番組で流行りの歌を知るスタイル)La La Laで皆さんがペンライトを左右に振っているのをよそに、1人、8ビートを刻む堂本剛さん。KinKi Kidsがカメラに抜かれたタイミングでも、お利口にペンラを横振りする光一さんと、カメラ目線で△お口のまま自慢げに8ビート刻む剛さん。2人ともかわいい。

『GOLDFINGER’99』郷ひろみ

「A CHI CHI A CHI」のタイミングは振り付けをやることになっていたようで、振りが見えなかったのか、少しずれた剛さんが、自然とセンターに入り込んでしまって、めちゃくちゃ映り込んでいました。

「UP SIDE INSIDE OUT」で郷ひろみさんと櫻井翔さんが向かい合って踊っているのですが、なぜか剛さんがセンターのような絵になってしまい、もう、私は剛さんしか目に入ってきませんでした。めちゃくちゃキメ顔でやっていました。冬コンのMCでも「あちち、ちゃんとやった」って仰っていましたからね。ばっちり映っていましたよ。

『ジャンケンポンGO!!』郷ひろみ

ジャンケン、私、紅白から冬コンも含めて1回も勝てていないんですけれども、今年の運は冬コンのチケットで発揮されるのかな?

高らかに✌を掲げて、郷さんに勝ったことを喜ぶ光一さんが映り込んでいました。なんで勝って嬉しくなったら、右側(剛くん側)向いたのかな~?もう、癖なんでしょうね。右側向くのが。

冬コンのMCでも「郷さんに勝った!って思って」とお話しされていました。一方の剛さんは、「いつくんのかと思って構えてたのに、出遅れた」と郷さんとジャンケンができなかったようです。その代わりと言ってはなんですが、KinKi Kidsのコンサートで乱用していましたから、もう満足できたのではないでしょうか。

KinKi Kids登場!

櫻井翔さんの紹介でKinKi Kidsが登場。白と黒の豪華な衣装ですね。剛さんは抜け感のあるやわらかい白の羽織をさりげなくウエストマークして、腰から膝にかけてロングテールっぽい動くと広がる感じの素材感。光一さんは重厚感のある厚めのロングジャケットに、肩からウエストにかけて、びっしりのストーンがつけられていました。

冬コンの最終日に、この衣装でアンコールを歌ってくれましたが、その時に「石付けすぎ」と仰っていました。あのジャケット、相当重いらしいです。それを踏まえて見ると、たしかに重そうだし、肩回りが少し動きずらそうですね。

達郎さんからメッセージ

これは本当にサプライズのメッセージだったそうです。山下達郎さん提供のお写真は、デビュー曲『硝子の少年』収録時のものですね。まさかこのお写真が出てくると思っていなかったお2人。光一さんは思わずワイプからフレームアウト、剛さんもカメラから顔を背けてしまいます。

達郎さん
達郎さん

25年前に初めてお会いした時と、お二人の空気が全く変わらないことが、何より一番嬉しい驚きです。

PhotoBookでの対談の時も、同じように仰ってくださっていました。長く見てくださっている方が、変わらないと言ってくださるのは嬉しいですね。

達郎さん
達郎さん

今夜の紅白で、私たちの歴史と絆を確かめる幸せを味わいつつ、益々のご活躍を

冬コンMCでもお話しされていましたが、山下達郎さんが紅白に声だけとはいえ、出演されるなんて、こんなこと今までにないそうですよ。いやー、すごい。びっくりでした。

山下達郎さんのメッセージを受けて緊張気味なお2人。

光一
光一

緊張しないつもりでいたんですけど、このコメントをいただいて、急に緊張感が出てきました。やばいっすね(笑)

剛

サプライズに強いと思って生きてきたんですが、こんなにも弱いとは。

ぽんず
ぽんず

大泉さんめっちゃ笑うやん(笑)

KinKi Kidsスタンバイ中

大泉さん
大泉さん

おそらく自分たちの紹介が流れると思っていたんですよね。

櫻井
櫻井

すごくうなずいていらっしゃいます、お二方。シンクロしました、首が。

ぽんず
ぽんず

シンクロした首は見ること可能でしょうか…?

『硝子の少年』KinKi Kids

KinKi Kidsの後ろ姿からスタート。背中からというカメラワークも珍しいですよね。だけど、このアングルのおかげで、イントロが流れた瞬間に、NHKホールにいるお客さんが、一糸乱れぬペンラの振り方をしているのが映っていて、本当に皆さんが知っている曲なんだなというのが見て取れました。

オープニングでは、あんなに大勢の方がいらっしゃったステージに、今はKinKi Kidsの2人だけ。NHKさんから「2人きりの世界を」と提案していただいたそうです。いつもはKinKi Kidsの後ろで支えて下さっているバンドメンバーさんも、今日はいません。全体的に、藍色のステージに白っぽい水色の照明とグラフィックで、雨の中を表現しているようです。

達郎さんからのメッセージもあって、準備中に大泉さんも「今2人とも緊張してるってこと?大丈夫かな?」みたいなことを仰っていましたが、剛さんの歌い出しを聴いた瞬間に、全く問題ないと分かりましたね。いつも通りの繊細で、かつ、伸びやかな響きのある歌い出しでした。

続いて光一さんパート。個人的には、聴きなれているのもありますし、光一さんのキツめの発音、結構好きなんですけれども、今回はそこまでキツさを感じませんでした。いつもより少し歌い方がポップス寄りな感じがしましたね。

「僕の心は~」トントン「ひび割れたビー玉さ」で、もう叫びそうになりました。さすがに夜も遅くて近所迷惑になるのでやめましたが。トントンありがとう…。ありがとう、トントン…。一生2人でトントンしていてほしい。当たり前の当たり前ですけど、2人ともタイミング完璧ですね。当たり前ですけど(何回、当たり前言うねん)

トントンから、光一さんはジャケットをはためかせながら1回転。剛さんは後ろ向きなので、大きめに右足を蹴り上げて半回転。柔らかい素材なので動くとゆらゆらして魅惑的です。お2人とも回った後にさりげなく立ち位置を確認していて可愛いです。

トントンの時点で予感はしていましたが、やっぱりダンス付きです!はぁ~、踊ってるKinKi Kidsが日本全国のお茶の間に届いてしまった、のか…。この曲は、ダンスもジャニーさんの肝入りですからね。ダンスが上手い後輩グループはたくさんいるけど、バレエを基調としたジャニーズダンスの正当な後継者であり、ジャニーズの中では全てが異例な存在でありながら、なぜかもっともジャニーズらしさを兼ね備えている存在、それがKinKi Kids。

剛さんの衣装やフリンジをゆらゆらさせながら踊る抜け感のあるダンスもお洒落だし、光一さんの1つ1つが洗練されたキレのあるダンスも素敵です。

個人的にすごいと思ったのが、「破片が胸へと突き刺さる」で右手右足を前に出して静止する振り付け。光一さんのシルエットがめちゃくちゃ綺麗なんですよ。

剛さんも指の先や視線にまで行き届いているのは当然なんですけれども、光一さんはもう、指の先の空気まで、髪の毛の先やジャケットの裾にまで神経を行き渡らせているかのような、姿勢から腕の下ろし方から、本当に一切の抜け目がない。これが、1900回も舞台に立ち続けてきた人のステージでの在り方なのか…、と本当に感動しました。バシッとキメた光一さんと、自然体な剛さんのコントラストも、グループとしては面白いですよね。

KinKi Kidsがテレビで踊るのが珍しすぎてダンスばかり注目してしまいましたが、歌声も全くブレないですね。踊っているとは思えない声の伸びやかさ。踊ってないときに比べて、ブレスの音が入るか入らないかくらいの差しかないんじゃないかってくらい、サビの歌声も音量音程共に全く問題ないし、1フレーズで行きたいところはちゃんとブレスなしで歌い切っています。さすがのプロですね。これ、口パクじゃないですからね。

『Amazing Love』KinKi Kids

硝子の少年を歌い終え、立ち位置を確認しながらアメラブの歌い出しへ。2人とも踊ってるうちに離れていくのなんか面白いです。普段の立ち位置より近かったのかな?普段の歌番組だと、それぞれ斜向いて歌ってますからね。

La La Laの掛け合いはMステ同様Short verでしたね。背景がマジックアワーになり、そこに虹がかかります。そして、まさかの「カモンッ」をカメラ目線で…!あまりの衝撃に叫ぶことも忘れて絶句しました。ちょっと衝撃が強すぎてかき消されてしまいそうですが、歌い出しのユニゾンもめちゃくちゃ重なりが良い感じでしたよ。

間奏の間に頭上の円形照明が動いて、斜めに重なり合うような形になります。これ、オタクたちに、ペアリングって言われていましたね。私にもそう見えます。赤と青のペアリングですね、完全に。

光一さんは両腕を上げて、照明を見上げながらリズムを取っています。後ろ向いちゃってますね。やっぱり「カモンッ」のカメラ目線、恥ずかしかったのかな。そんなことする柄じゃないですもんね。

アメラブも剛さんから歌い出し。歌い出しって、その曲の雰囲気を決めるじゃないですか。その点、剛さんの歌い出しってやわらかいタッチでありながら、しっかりとKinKi Kids色に楽曲を染めてくれますよね。そして、光一さんのハモリが加わり、KinKi Kidsのハーモニーへと成っていきます。

Bメロの1文字ずつのところ、カメラ切り替えやってくれましたね。生放送でもブレが全くなく、慎重にリハーサルをしたことが伝わります。さすがNHK。

「青く/赤く」でペンライトが切り替わるのは紅白じゃないとできなそうな演出で感動しました。KinKi Kidsのコンサートでは基本ペンラの切り替えとかないですからね。録画だとそんなに低く感じないんですけど、YouTubeで上がっていた動画だとなんか低く感じたんですよね。私の気のせいか、乗る音の違いなのか、勘違いかな。

硝子の少年とは打って変わって、賑やかな華やいだサウンドなんですけれども、KinKi Kidsの歌声もドンドン力強くなっていき、「Our Love!」の音圧は、もうさすがですよね。ただ声が大きいんじゃなくて、楽器みたいに声が鳴り渡るんですよ、会場に。

最後「La La Love!」で締めて、きちんと一礼。いやー、2人ですからね。ステージに、立った2人でこの見ごたえ、この華やかさ。完全にスターでした。画面が切り替わる直前に、指1本で5000人に行き渡るという、光一さんお得意のファンサ。あれでNHKホール全員に届きましたね。テレビのこちらまで届きました。(気のせい)

余談ですが、KinKi Kidsのクリスマスコンサートで剛さんが「肩肘張らなくていいですからね。肩肘張ると全盛期の安全地帯みたいになっちゃうから」と「泣かないで~」のモノマネを披露して、それを気に入った光一さんが何回もやらせていましたけど(いや、冷静に東京ドームですることか?)、まさかKinKi Kidsの後が安全地帯さんだとは思いませんでした(笑)KinKi Kidsファン、みんな震えましたよね。

映り込みKids

『桜坂』福山雅治

この後、ジャニーズカウントダウンへの出演があるので、KinKi Kidsの出番直後に急いで間に合うかどうかという事前の予想でしたが、なんと櫻井さんの後ろにKinKi Kidsのお姿が。最後までいる感じですね。メンバーカラーに合わせた、赤と青のお衣装に着替えております。この衣装で、ジャニーズカウントダウンにも出られていましたね。

『蛍の光』

KinKi Kidsは戸倉さん(指揮)の後ろにいますね。また、いい位置にいます。一応、剛さんにマイクは持たされていますが、あまり歌う気がないように感じたのは私だけでしょうか…。

結果発表

白組の優勝が決まり喜ぶ周りをよそに、無表情(というか若干眠そう?)で拍手をする剛さん。冬コンのMCでも「優勝って言われてもあんまり喜べない。紅組の人もいるし。MISIAさんのステージも見てるし。」と仰っていましたもんね。非常に剛さんらしいですけれども。

光一さんは映っていなかったのですが、結果発表の直後に左側(剛くん側)を向く後ろ姿は映っていました。冬コンのMCでも「結果発表の時、剛くん見たら喜んでなかったからテンション合わせた」と仰っていたので、やっぱりあの後ろ姿は、剛さんの様子を窺っていたと思われます。

紅白を振り返って

というわけで、2022年、KinKi Kidsの紅白出場でした。紅白という、とりわけ大きな舞台であったため、レポートにも熱が入り、2曲しか歌っていないとは思えない文章量になってしまいましたが、6年ぶりの紅白出場、おめでとうございます。

視聴率も5位ということで、十分貢献できたのではないでしょうか。前回出場した時も、TOP5には入っていましたよね。やっぱりKinKi Kidsは国民的アイドルのようです。

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紅白には、いつ出てもおかしくなかったんですけど、「俺達にはカウントダウンがあるから」と、出場に意欲的でなく、出ていなかっただけなんですよね。

ファンとしては、毎年恒例のKinKi Kidsでのカウントダウンコンサートがなかったのは、少し残念でもありましたが、紅白の素晴らしいステージを、本当に楽しませていただきました。

そして、ここから、大急ぎで東京ドームへ向われたKinKi Kidsのお2人。本当に忙しい中、ありがとうございます。最高のステージでした。

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